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空き駐車場対策第1弾。空きに悩むのは貸家だけではなかった!駐車場経営中の方もこれからの方も必見!
2017年1月10日全国に広がる空き家問題。その数は80万戸と言われていて投資物件を所有するオーナーにとっては悩ましい問題となっています。人より家の数のほうが多くなってしまった日本。そうなれば車を停める駐車場だって空きが増えてきて当然ですね。駐車場を経営するオーナーの苦労も大変なものになっています。そこで空き駐車場の現状と対策について全4回に分けてお伝えしていこうと思います。
今回は第一弾!空き駐車場が増えてきている現状とその背景についてご説明させていただきますね。
建物用地でなくなった途端に驚く固定資産税
駐車場経営をされている方の多くが固定資産税対策としてではないでしょうか。古くなった建物を取り壊し、いずれ子や孫に家でもたててあげようと更地で維持していると、その固定資産税の値上がりに驚きます。建物のある土地と更地になってしまった土地ではそこにかかってくる固定資産税は6倍近く変わってきます。何もしないで放置しているだけで固定資産税に苦しむよりも「駐車場」にしてしまおうという発想ですね。
では駐車場にして固定資産税もきっちり納めた上での駐車場経営の利回りは大体いくらなのでしょうか。
平均利回り4%の駐車場経営
駐車場には月極タイプと短時間のコインパーキングタイプの2種類がありますがいずれも大体2%後半からよくても5%台の利回りだといいます。立地にもよりますからあくまでも平均です。利用者の多い街中では満車経営できることもあるでしょうが、そういうエリアはすぐに競合駐車場ができてしまいます。
人の数も減り、また維持費の高騰もあり車を所有する人が減ってきています。そこへ今の若者の車離れも拍車となり数台しか駐車されていない駐車場が目立つエリアも増えてきました。マンションの管理組合が駐車場赤字?
またこんな現象も起きています。つい数十年前までは抽選に当たらなければ停められないほどの人気だった分譲マンションの駐車場。それが今は空きだらけでちょっとした問題を引き起こしています。
数十年前、マンションを建築する際にはなるべく多くの区分所有者に駐車場を一つ確保できるように多額の費用をかけて立体型駐車場が設置されていました。購入しても駐車場が外部であったり抽選になるのが条件だと物件の人気が出ないからです。
またマンションの管理費を安くするために、駐車場の利用料が充てられることでも効果がありました。月々の管理費が低めのマンションはやはり人気があります。
それが車の所有率が激減したことにより、マンションの駐車場も空車を抱えることになっていったのです。空車が多くなってしまっても機械などのメンテナンス費は必要ですし、満車想定で管理費をあてにしていた組合はたちまち赤字に悩まされることになってしまいます。
車離れの原因は様々
若者が車以外のものにお金を使うようになったための車離れ。それだけではなく高齢者による免許の返上。ガソリンや維持費がかからないカーシェアリングシステムの登場。自動車メーカーが各社こぞって安心、安全、低燃費の自動車を開発しても追い付かないほどの車離れが日本では起きています。
このように、場所や形を問わず駐車場の空車率問題が全国的に広がってきています。空き家問題などで取り壊しが進み更地になった土地で駐車場でも設置しようかと考えている所有者の方にも他人事ではない問題ですね。
空駐車場問題の第2弾以降では対応策をご紹介していきます!