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オーナーが作り出すコミュニティーデザインの賃貸物件とは
2017年2月14日賃貸経営が「不労所得」ではなくなりれっきとした「事業」として運営している投資家が増えてきました。空室に何もしないで悩んでいるだけではなく事業として新しい取り組みや展開を行い経営していく新しい大家さんの形です。
家具付き物件、外国人OK物件、デザイナーズ物件、ペット専用物件、ガレージハウスなど賃貸物件そのものにこだわりをもった賃貸事業もお手本的運営方法です。そしてさらには物件内の空間を活用し入居者同士のコミュニティーまでもデザインするオーナーが増えているのもご存知でしょうか。
今日の記事は入居者同士、さらには近隣住民も関われるコミュニティーデザイン物件についてを解説させていただきます。
自治会不参加OK 物件からコミュニティ付物件へ
賃貸物件に住んでいても、地域の人とかかわる自治会や町内会、子供会などに参加するこが普通だった昭和の時代。それから平成にかけて地元の人達ですら自治会離れが進み、賃貸物件では自治会への不参加OKとわざわざアピールする物件が増えていました。
ところが、ここ最近またまたコミュニティ-化が発展しているといいます。しかもその火付け役になっているのが、賃貸物件の入居者やオーナーです。賃貸人にとっては参加するのが億劫となっていたコミュニティー活動が復活してきているのです。
物件のグレードをきっちりと施し、町内会への参加を促す
同じ地域内に住むオーナーの行うコミュニティ促進では、賃貸物件の設備や内装を持ち家レベルにまであげ、その代わり入居者には積極的に自治会に参加して欲しいという要望を出す方法です。これにより入居者と近隣同士がトラブルになることも防げるだけではなく、そこに住むことが楽しくなってくるので、長く借りてくれる要因にもつながると言います。入居者は契約時にその要望について聞かされると少し不安になることもありますが、地域に関わるにつれ楽しく暮らせて安心につながるのだそうです。
お風呂のない築古アパートは一室を大浴場に!
またこんな事例もでてきました。築40年や50年のとっても古いアパート。8室や12室が主流のよくある規模のアパートです。お風呂はなし。中古で購入した人なら小さくてもいいからとユニットバスを設置しなくては空室も埋まらないだろうな…と考えるのではないでしょうか。それだと小さく見積もっても500万円以上かかってしまう大出費です。
でもあえて各部屋にお風呂を作らず、一室だけを大改造して大浴場にするという物件がちらほら出てきています。発想自体はリフォーム費削減からきていますがそこから入居者同士のコミュニティーが広がりはじめています。浴室の掃除は管理委託するのですがその費用を加算しても空室を抱えているよりも収益が見込めるという結果が出ています。
入居者が自由に使えるフリースペースで地域活性
また同じように一棟物件の一室を入居者なら予約制で誰でも使えるフリースペースにしているアパートもあります。映画鑑賞ができるようなプロジェクター設備。パーティや教室が開けるテーブルなどがセットされています。入居者同士は共有するサイト内で予約や空き状況の確認ができます。イベントに使ったり、お祭りをする入居者も増えてここにも近隣を巻き込んだコミュニティーが成立しています。
いろんな事例を知ると不動産経営は真さに「事業」としていろんなオーナーのアイディアと入居者の参加で変化してきていることに驚かされます。「貸してあげている」から「借りていただくのだから」というオーナーの意識が入居者だけでなく地域も巻き込んだ素敵な賃貸物件に生まれ変わるのですね。
そう捉えるとどんな物件にも何か光る素材が眠っていてそれを活用することでコミュニティー型物件に大変身するかもしれません。ぜひそんな角度でも物件を探してみてください。