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注意すべし!
中古住宅の金属部材

2019年10月19日

「形ある物はいつか壊れる」ということわざがあります。そのことわざは「昔の話」と評されるかもしれません。実際、今の工業製品などは長持ちするように作られているからです。しかし、未来永劫トラブル無く使える物無く、私たちは物を大事に使わなければなりません。そして、当然、この原則は建物にも当てはまります。
ところで、住宅は様々な素材で作られていますが、金属部材も多いです。しかし、金属には大きな問題があります。腐食、つまりサビの問題です。
ここでは、建物の金属腐食について取り上げたいと思います。サビの問題は建物の強度に関わる話なので、大きな問題になり得るからです。

1)住宅部品の金属部分

ここで、住宅に使われている金属部材について振り返ってみましょう。
金属部品を住宅全体の構造を見るならば、クギやボルトが第一に思い出されます。また、柱や梁を接合する耐震金物も忘れてはいけません。他にも床下に設置する鋼製束などもあります。他にも、古い住宅などであれば、バルコニーや階段なども金属製です。
これらの金属部品には非常に大きな力が掛かります。もしも仮に、鋼製束の強度が足りなければ床の強度が保てずに、床がたわんでしまうかも知れません。また、耐震金物が弱ければ地震などの際には倒壊などもあり得るでしょう。また、クギやボルトが弱い場合には建物がバラバラになってしまうでしょうし、バルコニーや階段の強度不足は上に乗った人の転落事故などにも繋がります。
この様に、住宅の金属部材は強度が特に必要な部分に用いられ、しかも、強度が不足すると、建物としては致命的な欠陥にもなりかね無いのです。

2)金属はサビてしまう

ここで、金属の特性について取り上げてみます。
金属の性質には大きなメリットも多いです。まず第一に木材よりも強いですし、木材の様に節なども無いため、強度的に均質です。また、金属部材は工場などでの品質管理のレベルも高く、部品毎のバラつきも少ないメリットもあります。
しかし、金属にも「腐食」つまり「サビ」という大きな弱点があります。
金属のサビは空気中の酸素との化学反応の結果です。そして、発生しやすい部分とそうでない部分があります。例えば、建った場所が海に面していれば腐食しやすいですし、多湿の場所の場合もサビが進み易いです。
また、部品と部品の取り付けや組み合わせによっても、反応の状況が違って来ます。例えば鉄製の部品を組み合わせた場合と、ステンレスの部品に鉄の部品を組み合わせた場合も、腐食状況が違って来るのです。
さて、部材のサビの弊害は、外観の問題もありますが、強度の低下が一番問題が大きいです。
例えば、クギの強度を考えると、クギの強さは太さによるところが大きいです。太くなり、断面積が増えると、強度が上がります。しかし、仮に細くなるのであれば、それだけ強度も落ちてしまい、部品の破壊リスクも上がってしまいます。
金属の腐食、つまりサビは、「断面積を減らす」こと以外の何者でも無いのです。サビが進むと部品の強度が落ちてしまい、建物の安全性が損なわれるのです。

3)サビの対策

それでは金属部品の腐食対策はどうなのでしょうか。
もしかしたら目立たないかもしれませんが、実は対策が取られています。主な手段としては、メッキや塗装などです。
まずはメッキを考えてみます。メッキの化学的な構造としては、鉄素地の上に亜鉛などの皮膜が形成されています。そして、この皮膜により、鉄素地は空気中の酸素と触れること無く、腐食が防止されます。また、仮にメッキに何らかの傷が付いたとしても、腐食は鉄素地では無く、メッキ部分から始まります。鉄素地はメッキ部分が落ちてから腐食が始まるのです。つまり、メッキが残っている間は鉄素地が保護され、部品強度が保たれるのです。尚、メッキにも様々な種類と厚みがあります。そして、一般にはメッキの厚い方が腐食に強いです。
さて、次の腐食対策です。これは塗装が挙げられます。塗装は鉄素地と空気中の酸素を遮断します。そして酸化反応を防ぐのです。
尚、塗装は強固な皮膜を作ることが出来るのが特徴です。ただ、塗装にもピンホールが存在し、その部分から腐食が発生します。
ちなみに、塗装はメッキと組み合わせると、メッキ部分を塗装が保護するので、より高い腐食対策となります。

4)サビ対策をしていても・・・

建築部品には腐食対策が取られていますが、それで十分かについては、やはり疑問が残ります。と言うのも、好条件が重なった場合には、想定外のスピードでの腐食もあり得るからです。
例えば、先にも挙げた様に、沿岸地域は条件の悪い地域です。また、霧の多い地域も悪条件がの地域です。それでは、これらの条件が重なるとどうでしょうか。想定以上のスピードでの腐食もあり得るのです。

5)修繕の必要性

金属部品のサビの問題は建物の強度不足に繋がる深刻な問題です。そのため、状況に応じては修繕が必要になります。
そして、この修繕は物件維持と言った意味もありますが、入居者の安全性を守る意味でも重要です。
また、金属の腐食は放置しておくと進行してしまい、更に問題が大きくなるものです。
ある程度の年数が経ったら、専門家の診断を受ける様にしましょう。