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注目の戸建賃貸とは?
2017年7月14日
新しい賃貸経営のスタイルとして、戸建賃貸が注目を集めているのをご存知でしょうか?
今回は、戸建賃貸の特徴やメリットについてご紹介してみたいと思います。
- ◆戸建賃貸が注目される理由とは?
- ◆戸建賃貸に欠点は無いの?
- ◆どんな地域に適しているの?
- ◆建物が古くなったら?
- ◆まとめ
戸建賃貸が注目される理由とは?
戸建賃貸とは、文字通り一戸建を賃貸として貸すものですが、多くの方は築年数の古い物件をイメージするのではないでしょうか。
実は、最近注目の戸建賃貸経営とは、新築一戸建を賃貸用に建築するスタイルなのです。
新築戸建を貸すことに驚く方もいるかもしれませんが、これが意外に優れたパフォーマンスを秘めているのです。
近年、相続等によって土地を受け継ぎ、資産活用を検討する人が増えています。
しかし、アパートを建てるには多額の建築費が必要になりますし、空室率も心配です。
それに、初期投資が大きいと、投資資金を回収するまでに長い年数がかかります。そこで、戸建賃貸という土地活用方法が注目されてきました。
戸建賃貸物件は、賃貸市場にあまり存在しない為、人気が集まりやすい傾向があります。
市場に数が少ないことから、賃料が多少高く設定されていても借り手が付きやすいのも人気の理由と言えるでしょう。
戸建賃貸に欠点は無いの?
戸建賃貸の建築費用はアパートに比べて安く、戸数が少ないので空室リスクの心配も小さくて済みます。
固定資産税の軽減措置による恩恵や、将来売却しやすいこともメリットと言えます。
そして、借り手が比較的長く住む傾向があり、庭先掃除等も自主的にする人が多く、管理の手間も少ないと言われます。
良い事ばかりの戸建賃貸ですが、全く欠点が無いわけではありません。一番の欠点は、収益性の低さです。
戸建賃貸は、典型的なローリスクローリターンな土地活用なので、大きな収益を狙う土地活用としては不向きです。
その他の欠点としては、一戸当たりの原状回復費用がワンルーム等よりも高額になることが挙げられます。
長く住んでくれる入居者が見つかれば、原状回復が発生しないまま資金回収が完了する場合もあり、むしろ安上がりになる事もありますので、これをデメリットとして見るかどうかは賛否両論かもしれません。
どんな地域に適しているの?
戸建賃貸の借り手の需要を調べると、主に以下のような要因があります。
- ・社宅用(会社負担)なので、賃料が高くても戸建が良い
- ・アパートやマンションより間取りが広く、プライベートが確保されている
- ・友人や兄弟等とシェアして住む為、賃料が高くても一人当たりの負担が小さい
このように、戸建賃貸には通常の賃貸物件と異なる需要に支えられている側面があります。
これは、駅から多少遠くても「戸建である」というメリットが相殺してくれる場合があるということです。
つまり、上記のような需要がある地域であれば、どこでも成り立つ可能性があるということなのです。
建物が古くなったら?
仮に、戸建賃貸の建築コストが1,500万円だったとしましょう。
12万円の賃料で10年半の入居があれば、建物代が回収できてしまいます。
これなら、多少空室の期間があっても安心できそうです。
勿論、10万円前後の家賃設定でなければ厳しいという地域もあると思います。
それに、将来的にはリフォーム等によって価値を高めたり、賃料を下げたりする必要はあるかもしれません。
しかし、元手資金回収までの期間が短ければ、その分の利益も取れる可能性が高いでしょう。また、アパート等の大きな建物に比べ、「売却も建替えもしやすい」という特徴も強みです。
まとめ
アパート等の大きな物件の売却は、取引価格が大きい為、買い手の数が限られています。
実際のところ、解体費用や建替え費用も大きい為、次の世代が困ることも多いのです。
戸建賃貸は、欲張らない経営スタイルが好評となり、その数は増加しています。それでも、全体の数パーセントに満たない物件数しか存在しない状況ですから、まだまだ需要が見込めそうですね。