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孤独死対策に保険は必要か

2018年6月9日

 

いまや社会問題の一つとなっている「孤独死」

一人暮らしの高齢者がだれにも看取られることなく一人で亡くなられることです。

孤独死された方が住んでいたお部屋の整理・清掃などは、引き受ける方がいなければ最終的には大家や管理会社が事後の手続きや後始末をすることになります。

 

今回の記事はこの「孤独死」について実際にあった事例や主に費用の面と孤独死対策の保険について解説していきます。

 

 

 

 

孤独死の件数はどのくらいいるの

 

以下の内閣府のデータをご覧下さい

http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2014/gaiyou/s1_2_6.html

データは平成14年~平成25年までの東京23区内だけの数字ですが、平成14年からみれば孤独死の件数は倍増しています。

 

そして一人暮らしの方では普段付き合いの無い方が多く亡くなってもしばらくは発見されないという状況が多いようです。

 

 

 

孤独死された方の遺品や部屋のクリーニングはだれが行うか

賃貸物件なら、最初に保証人などを立てるので

「亡くなられてもその保証人や身内の方に連絡をすればいいだろう」とお考えになるのが普通です。

 

しかし、現在の様に孤独死後のラストクリーニングと呼ばれる「特殊清掃」

や遺品の整理などが問題になる背景には「保証人が対応しない、しきれない」

という状況があるからです。

 

いくら保証人といっても払えないといいはり、実際に対応してもらえない

大家からみれば何時までも部屋をそのままにしておかれず管理会社や大家さんが

清掃業者へ依頼することになります。

ほとんどの場合その遺品整理や清掃料金を保障人に請求しても高額になりがちな

金額の為に請求してもスムーズにいかないケースが多いようです。

 

 

 

実際にあった事例から実際に費用はどの程度?

 

部屋の荷物や状況によってかなり差があるようですが、

50,000円~500,000万円が必要になります。

これはあくまで清掃や遺品整理という部分の費用であり、その後の部屋の現状復帰

についてはまた別途料金が発生します。

 

かなり高額な金額のせいでしょうか、特殊清掃や遺品整理の費用については、各地の消費者センターに問い合わせが増えているようです。

 

*遺品整理の見積もりが最初30万円が160万円まで上がりキャンセルをした例

参照URL:http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen276.html

 

 

この例は極端ですが、いくら保証人や身内といえどもいきなり50万と言われても

中には費用を負担仕切れないという方も実際多いです。

 

しかし、大家側でも負担するには大変高額な金額です。

何時起こるか分からない孤独死対策としてはどんな事が考えられるでしょうか?

 

 

 

孤独死対策の保険は必要

保証人になっているお身内にしても、費用を負担したくても出来ない状況もあります。

さらに高額な費用や現状復帰工事費用も同様です。

 

また、このような孤独死があったお部屋は清掃や遺品整理が完了するまでかなり

時間がかかります。

 

その間空室になる訳ですから、家賃は入ってはきません。

孤独死の特殊清掃や遺品整理などの費用負担、保証人や大家がすべて負担するには大変厳しいといえるでしょう。

 

この孤独死対策としての具体案としては保険以外は考えられません。

実際この孤独死が問題になり、各社がこの孤独死や遺品整理対応してもらえる保険や

特約を発表されています。

 

どんな内容の保険か次にご紹介致します。

 

 

家賃保証会社との契約

 

保証会社は家賃保証だけではありません。

家賃保証会社で東証一部上場のジェイリースでは、家賃保証の契約の中に入居者が室内で死亡した場合に家主の損失を補償するサービスや高齢者の見守りサービスも契約の中に加えています。

また、空室期間の家賃保証も入っています。

 

ご自身の契約の中にこのような特約やオプションは付帯されていますか?

手厚い保証があれば安心ですよね。

 

参照URL:https://www.j-lease.jp/various-service/

 

 

 

孤独死対策の保険

 

上記の保険は家賃保証の契約の追加としてですが、孤独死対策に特化した保険商品も

発表されています。

 

「1戸から契約可能な孤独死保険」 アイアル少額短期保険

全国賃貸住宅新聞 2,018年5月14日発行より

参照URL:http://www.air-ins.co.jp/muen/index.html

 

このタイプの保険の1番大きなメリットは、1戸から契約出来る点でしょう。

10部屋のアパートとして一人暮らしの方が3名とするとその3室分のみの契約が

可能となりました。

 

しかも、1戸あたり300円というかなりリーズナブルな金額です。

この契約をするにあたっての条件とすれば月1280円の見守りサービスの加入が条件

となっており合計すると月額基本料金1,580円です。

 

これで現状復帰保証が最大100万円、空室費用も最大200万円まで保証されます。

ゆとりのある保証がうれしい保険ですね。

 

 

孤独死対策として

 

賃貸物件を所有する大家にとって、孤独死は金銭的にも、精神的にもやっかいな問題です。

保証人や身内連絡しても対応してもらえないパターンでは、金銭的な負担は全て大家だけに発生することになります。

 

一人で全て負担することなく、このような孤独死対策の保証や保険を利用されることを

おすすめします。