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キッチンのリフォーム費用の相場!
メーカー別に調査して紹介します!2019年7月27日賃貸住宅を運営する大家さんは、いずれリフォームを考えなければいけません。
一口にリフォームと言っても床の張替えや建具の交換、水回りのリフォーム、時には壁を取り払って広い部屋にするリノベーションと内容は様々。
リフォームのなかでも費用が高くなりがちなのが「キッチン」です。
女性は特に引っ越しの時にキッチンを気にしますから、もし古くなって見た目が悪くなっていたり、破損個所などがあったりするならキッチンリフォームを検討してみましょう!
そこで今回は、有名3社のキッチンリフォームの商品価格を調べてみました。
一人暮らし用、夫婦のみ世帯用、ファミリー用の3つで分けて調べてみましたので、ぜひ参考になさってください。
※なお、各メーカーの価格は以下サイトの情報を基にしています。
【LIXIL】
https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/【Panasonic】
http://sumai.panasonic.jp/kitchen/【タカラスタンダード】
http://www.takara-standard.co.jp/product/system_kitchen/
一人暮らし用のシステムキッチン相場
一人暮らしのかたの住まいは、昔と比べて賃貸需要が変化して随分と広い部屋が主流になりました。
今では1K以上は当たり前で、人によっては1DKや1LDK、築年数が少し古くても2K以上を求める人もいます。
そのためキッチンの大きさなども様々です。
よってここでは間口がおおむね1800mmまでのキッチンを一人暮らし用として定義して、各メーカーの価格を調べてみました。
【LIXIL】
ミニキッチン:17~30万円
セクショナルキッチン:15~20万円
【Panasonic】
集合住宅用設備:16~27万円
Vスタイル:42~58万円
リフォムス:47~75万円
ラクシーナ:49~86万円
【タカラスタンダード】
賃貸住宅向け:13~20万円
カンタン取替 ホーロー製キッチン:19~27万円一人暮らしのかた向けのキッチンを調べてみたところ、最低価格なら13万円、最高価格で86万円という価格でした。
なおPanasonicやタカラスタンダードのように賃貸住宅向けのキッチンを販売している会社もあります。賃貸物件をお持ちのオーナー様なら、賃貸住宅向けのキッチンカタログを見ながらリフォームを検討しても良いでしょう。
夫婦のみ世帯に向くシステムキッチン相場
続いて夫婦世帯に向くシステムキッチンの相場です。
単身者用を1800mmまでと定義しましたので、ここでは1800~2500mmの間口のキッチンを夫婦のみ世帯のキッチンとして定義します。
【LIXIL】
セクショナルキッチン:16~26万円
コンパクトキッチン:25~80万円
【Panasonic】
Vスタイル:48~99万円
リフォムス:80~173万円
ラクシーナ:69~127万円
Lクラス:53~330万円
【タカラスタンダード】
賃貸住宅向け:20~28万円
カンタン取替 ホーロー製キッチン:23~36万円
ホーロー製&木製:63~169万円ご覧のように、価格幅がかなり広いことがお分かりいただけると思います。
これは間口の広さだけでなく、材質や水栓、グリル、レンジフードなどのグレードの違いがあるためです。
また周辺のキャビネットもセットになっていることがあるため、リフォームの範囲をどのくらいにするかで価格は全く異なると考えたほうがよいでしょう。
とはいえ夫婦のみ世帯のキッチンリフォームなら、よほどグレードにこだわらなければ100万円しない程度の価格というのを一つの目安にしても良いかもしれません。
ファミリー向けのシステムキッチン相場
そしてファミリー向けのシステムキッチンの相場です。ここでは2550mm以上をファミリー向けと定義して調べました。
ただ夫婦のみ世帯であっても間口が2550mm以上のキッチンを使用する世帯もありますし、逆にファミリーでも2550mm未満のキッチンを使用している世帯もあります。
よって、あくまで2550mm以上の価格相場としてご覧ください。
【LIXIL】
システムキッチン:50~255万円
【Panasonic】
Vスタイル:56~107万円
リフォムス:87~188万円
ラクシーナ:80~180万円
Lクラス:120~465万円
【タカラスタンダード】
カンタン取替 ホーロー製キッチン:45万円
システムキッチン:36~338万円さすがにファミリータイプのキッチンともなると、住宅の規模や予算、各部位のグレードなどの非常に多くの要因で価格が決まります。そのため価格帯は最低50万円から最高500万円というように、相場らしい相場はありません。
ただ一般的にリフォームの話題となると、キッチンのリフォーム費用は100~150万円と表らされることが多くあります。
そのためリフォームの機会が多い賃貸住宅なら、最安価格のものにするか前述の夫婦のみ世帯くらいの間口で少しグレードの良いものにするなどしたほうがよいでしょう。
あくまで賃貸住宅のリフォームは、空室率を下げて家賃収入を得るための手段ですので高すぎるグレードのキッチンは必要ありません。
対面キッチンと壁付けキッチンのメリットデメリット
さて、有名3社のシステムキッチンの価格を見てきましたが、キッチンのタイプは「壁付けタイプ」「カウンタータイプ」「アイランドタイプ」と3つに分かれます。
アイランドタイプとはあまり聞いたことがないかもしれませんが、キッチンが独立してどの壁にも面していない「キッチンスタジオ」のようなタイプを言います。
つまりカウンタータイプのキッチンが壁から離れた状態がアイランドタイプということです。
これら3タイプのキッチンにもメリットとデメリットがあります。
【壁付けタイプ】
≪メリット≫
リビングダイニングのスペースを広く取れる
料理を運ぶのにテーブルを近くに置ける
壁に向かって調理するため集中できる≪デメリット≫
キッチンが丸見えになる
食器棚や冷蔵庫の置き場に困る
家族の様子やテレビが見られない
【カウンタータイプ】
≪メリット≫
食器棚や冷蔵庫は背面になることが多いため置き場に困らない
来客があってもリビングダイニングからキッチンが見えづらい
部屋の様子やテレビを見ながら料理ができる≪デメリット≫
独立したスペースが必要なためリビングダイニングが狭くなりがち
料理のにおいや油ハネが部屋に広がりやすい
不要な家具や荷物の置き場になりがち
【アイランドタイプ】
≪メリット≫
キッチンとリビングダイニングの行き来が楽
どの方向からもキッチンが使えるためみんなで料理ができる
何よりもカッコいい≪デメリット≫
リビングダイニングに十分なスペースがないと設置できない
キッチン全体が丸見えになる
カウンター式よりさらに料理のにおいや油ハネが部屋に広がりやすい
商品価格が高い女性を中心としてアイランドタイプのキッチンは憧れの的ですが、デメリットがないわけではありません。どうしてもスペースという物理的な問題は解決できませんし、キッチンがどの方向からも丸見えなので日ごろから整理整頓していないと来客の際に気を遣います。
賃貸住宅でアイランドタイプのキッチンは滅多にお目にかかりません。高級住宅やサービスアパートメントのような高級賃貸マンションだと稀にアイランドタイプになっていることが多いようです。
壁付けタイプとカウンタータイプも一長一短のため、一般的な賃貸マンションでどちらが良いとは言えませんが、一般にはカウンター式のほうが見た目の良さから評判は良いです。
とはいえリフォームを検討される際は、設備や収納のグレードとのバランス、そしてリフォーム後の収益性を考えながら予算を決めるとよいでしょう。