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家を売りたい!でもどうやって不動産業者を選んだらいいの?「囲い」とは?
2017年2月10日1月から春先にかけては、住み替えの季節ですね。異動や転校、また思い切って買い替えのためにご自宅の売却を考えている方も多いのではないでしょうか。
そんな時にまず困ってしまうのが、不動産業者選びです。
大切なご自宅を最も良い条件でスムーズに売却してくれる業者はどのように探せばいいのでしょうか。注意点も含めてまとめてみました。
まずは広告サイトなどを使って自分で相場を調べてみる
ご自宅が大体どれくらいで売却できそうなのかまずはご自身で調べてみましょう。今はネットで殆どの物件の情報を閲覧することができます。ご自宅と似たような間取り・築年数などの条件を入力して効率よく調べることで、かなりの相場観がつかめてきます。
もし近隣で参考になるような物件がなかったら?
近隣での売物件情報があまりない場合もあります。
そんな場合は国土交通省の「土地総合情報システム」http://www.land.mlit.go.jp/webland/というサイトで実際の取引事例を調べてみるといいでしょう。
広告やネットサイトで参考にする価格は、必ずしもその価格で売却されているとは限りません。実際にはもっと値引いた価格である可能性もあります。人気のエリアでは広告に掲載される間もなく売れるなど、相場がわかりにくい場合もあるので取引事例をみてみましょう。取引の価格とその件数の多少などからいろんなケースがあることがわかってとても参考になります。
いよいよ不動産業者に査定を依頼します
相場と取引事例を参考にしたところでいよいよ査定の依頼をします。今はネット上で一括査定申請するという便利な機能があります。地元でお馴染みの業者さんから大手までサイト内の規定に沿った方法できちんと登録されている業者さんばかりです。
何件もの業者に依頼すると、その連絡の多さに最初は戸惑うかもしれません。しかしそれほど構える必要はありません。むしろ多くの業者さんの意見を聞くことが大事です。
さらには、いきなり査定を依頼しても「高いのか安いのかよくわからない…」ということがあります。しかし前もって少し自分で相場を調べているので、査定の内容についてわからない点についてどんどん質問できるようになっています。疑問な点は納得のいくまで説明を受けるようにしましょう。
専任媒介契約後も安心しない
業者選びをしたら、専任媒介契約を締結していよいよ売却活動をしてもらいます。ここではどんな方法で活動するのかしっかりと確認するようにしましょう。広告の配布やネットサイトへの掲載ではその内容もチェックしてください。写真の数や物件の説明に納得がいかない時もしっかり確認することが大事です。
既に空き家になっている場合なら現地見学会などを開いてくれるのかどうかも重要ですね。専任媒介契約では最低2週間に一度は進捗状況を報告する義務があります。連絡が滞っていないかきっちりと記録もしておきましょう。
なかなか売れない…「囲い」にあってない?
不動産の売却依頼では稀にですが、「囲い」という行為に遭遇する場合もあります。業者にとっては売主と買主の両方から仲介手数料を受け取ることが最大の売り上げにつながります。買主をも自社で見つけたいがために業者専用サイト(レインズ)に掲載しないなどして、売り物件を囲ってしまうのです。(専任媒介契約ではレインズに掲載しなくてはいけない規定になっています。)
何も知らない売主からしたらとんでもない行為です。情報が市場に流れないのでなかなか売れないという状況になってしまいます。
そんな悪質な業者ばかりではありませんが、人気エリアの物件など売却しやすい場合は大手でも行う方法とよく言われています。全く買い手希望者がいない場合や長くかかりすぎている場合はどんな営業活動をしているのか説明をうけてみることを忘れないでください。
まとめ
不動産の取引にはプロの業者にしかわからない複雑な市場環境があります。プロでなければ判断できないことがとても多いのです。しかし個人の売主さんもご自身でできるだけ売却したい物件について調べてみることで、どの業者さんが最も頼りになるかがわかってきます。今日の記事を参考に「売主の立場になって」売却してくれる業者選びをしてくださいね。