この物件の詳細情報は会員限定となっています。

会員登録をすることで全ての物件の情報を閲覧することができるようになります。

既存ユーザのログイン
   
新規ユーザー登録
*必須項目

登録後、すべての物件が閲覧可能になります!
また、会員様には一般公開より先にお得な物件情報をメールで配信中!
(配信不要の方はお手数ですが、登録後にメルマガ配信解除の手続きを行ってください)

既存ユーザのログイン
   

建物の重要部品!釘とねじの重要性を知る 

2019年11月2日

 

建築物の構造を検討する場合、柱や梁といった部材の強度が議論の場に上がることは多いです。しかし、部材と部材の接合部品について改めて話されることは、意外に少ないのでは無いかと思います。確かに部材の太さなども大切ではあるのですが、接合部分の強度が保持されていないと、全体の構造が成立しません。実は部材を接合する部品は非常に大切なのです。

ここで取り上げる「釘」や「ねじ」は目立たない存在の様に思えるかも知れませんが、部材と部材を接合する部品の代表格です。建物の構造の維持に欠かせないと言っても過言では無い部品なので、是非とも覚えておきましょう。

1)釘やねじを改めて見ると

釘やねじの太さや長さについて、どの様な意味があるかを改めて振り返ってみましょう。

(1)長さ

釘やねじには様々な長さの物があります。長い釘やねじは大きな物を固定する場合に使われますが、長さの意味はそれだけではありません。引き抜きに対する強さも、長さによって違って来るのです。と言うのも、釘もねじも摩擦で部材に止まっているため、その摩擦力が大きい方が引き抜きに対して強いからなのです。

また、特にねじの場合は掛かってるねじ山の数によって変わります。一般的にはねじは3山以上掛ける様に言われています。

(2)太さ

釘やねじの太さは破断の強度に大きく関係して来ます。細ければちぎれやすく、太ければ丈夫になる、ということです。

この強度、凡そ釘やねじの断面積に比例しています。そして、釘やねじの断面積は径の二乗に比例し、それに連動して強度も上がります。つまり、太さが2倍になると強度が2倍になるのでは無く、4倍にアップするのです。

2)釘やねじはなぜ重要か?

ここで改めて釘やねじの重要性について考えたいと思います。

(1)部材の接合について

特に木造建築物の場合、自重や地震力などの建物に加わる力は柱や梁で支持しますが、必要になるのは部材自体の強度だけでなく、接合部分の強度も重要となります。

例えば、梁に加わる上からの荷重は両端の接合部で支持します。また、筋かいは建物の横からの荷重を支持しますが、筋かいで受けるときも接合部の強度が必要です。

(2)接合部品としての釘やねじ

前述の木造構造の場合は、今では部材と部材の接合に専用の金具を使うことになっていますが、その金具の部材への取り付けにおいても釘やねじが重要となります。十分な強度が無い場合には、金具が部材から外れてしまう危険性もあるからです。

また、構造に合板を多用している場合にも、合板を部材に取り付ける上でも釘やねじは必要です。そして、合板を固定する釘やねじの数や強度が十分でないと、外力が加わった場合には破壊リスクが大きくなります。

3)手抜き工事の可能性

ここで、建物の手抜き工事について、釘やねじに関係する物について取り上げてみます。

(1)粗悪な物を使う

釘やねじは素材な物があり、強度が落ちていたり、サビが発生しやすい物があります。安いからと言って、粗悪な物を使うと、建物の強度低下などにも繋がりかねません。

(2)本数を減らす

釘やねじの締結箇所を減らす手抜きがあります。締結箇所を減らすと、本数を減らせるためにコストを抑えられますし、工数も抑えられるために、仕事も早く終わります。

ただし、本数を減らすと接合部の強度も落ちてしまい、破壊リスクも多くなります。

(3)細い物、短い物を使う

釘やねじの価格は太さや長さによって異なりますが、一般的には細い物、短い物は価格が安くなります。そのため、細い物や短い物を使えば、部品コストを抑えることが出来ます。

ただし、当然ながら締結部の強度は落ちてしまうので、建物の危険性も大きくなってしまいます。

4)投資用物件を建てる時やリフォームする時

それでは、投資用物件を建てる時やリフォームするには、どの様な点について気をつけるべきなのでしょうか?

(1)予算をケチり過ぎると…

物件を建てる時に建築費を抑えることが出来れば、それだけ実質利回りを上げることが可能となります。しかし、高利回りを狙うあまりに建築費の予算を削り過ぎると、業者が手抜き工事に走る危険性が出て来ます。

(2)工事を急がせ過ぎると…

引っ越しシーズンまで工事を終わらせようとするあまり、工事を急がせ過ぎると、手抜き工事の発生リスクが上がります。釘にしてもねじにしても打ち込むには時間が必要で、工期をあまりに短縮させ過ぎると、部品締結の時間さえ取れなくなり、締結本数を減らしたりする場合も出て来るのです。

(3)業者選定がいいかげんだと…

業者選定は手抜き工事回避のために非常に重要です。特に値引きの大きい業者の場合は気を付けましょう。その値引きの背景に、コストを抑えるための手抜き工事もあり得るからです。

5)まとめ

釘やねじは一見すると地味に見える部品ですが、建物を建てる上で非常に重要です。また、釘やねじに関する手抜き工事も非常に危険と言えます。そのため、投資用物件の工事には、その様な手抜きを避けることが必須になります。

価格や工期、そして業者選定をしっかりと検討することは、手抜き工事防止にも有効です。入念に進めましょう。