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宅配ボックスの使い方、
今後は一家に一台の必需品になるかも?2018年8月4日
最近、賃貸物件だけでなく戸建てにも流行りつつある宅配ボックス。
不在時に宅配された荷物を入れて貰うものです。
今回の記事はこの「宅配ボックス」の種類や使い方などについてご案内をいたします。
宅配ボックス人気急上昇の理由
最近よく聞く宅配ボックス。
この宅配ボックスが話題になる背景の「宅配クライシス」について簡単に触れておきたいと思います。
ヤマト運輸や佐川急便など昨年末から配送料の値上げと長時間労働の改善のために受け入れ荷物の抑制をはじめました。
各社例年より2割~3割程度引き受けを減らしたために「引っ越し難民」という現象までおきました。
ニュースでご覧になった方も多いと思います。
下記のグラフをご覧下さい。
これは国土交通省資料統計からの抜粋です。
参照URL:国土交通省宅配便取り扱い個数の集計
インターネットショッピングなどの急増から宅配便の取り扱い数が急増していることがわかります。
各社すでに限界を超え今後は再配達を有料化されることが現実的になってきました。
そして、利用者側も不便を感じています。
日中は仕事で不在、夜は配達時間が限られているなど荷物を受け取りたくても受け取れないという方もいるのです。
この問題を解決するのが「宅配ボックス」です。
宅配ボックスに補助金が?
この宅配クライシスには国も支援をする方向で動いています。
上記はあわら市の取り組みです。
参照URL:https://clip.zaigenkakuho.com/awara_takuhaibox/
国だけでなく、一部自治体でもこの宅配ボックスの助成金を出しているところが増えており、概ね設置費用の半額をだすというものです。
そんなひとつがこのあわら市です。
最初はモニターからはじまり現在は補助金40,000円が支給されています。
この宅配ボックスを設置してから再配達率が49%から8%まで激減したのです。
宅配業者、利用者ともに好評とのことで宅配ボックスの設置が増えそうですね。
宅配ボックスの使い方
では具体的に宅配ボックスはどう利用するのでしょうか?
宅配ボックスにも種類があります。
ロッカーや大きな郵便ポストのようなタイプ。
またドアの取っ手にくくりつけるような袋やネットタイプなど形状は様々です。
*集合住宅向け
このようにマンションのエントランス部分にこのような宅配ボックスを設置します。
普段はこの扉は開けられており,荷物を入れると鍵がかかるシステムになっています。
入居者は不在通知票で「玄関先の宅配ボックスに荷物を入れました」という案内を不在通知や各宅配業者のメール通知で荷物の到着を知らされて鍵を開けて荷物を受け取ります。
上記のタイプはかなりスペースを取りますし、最初から宅配ボックススペースとしてある程度エントランスに余裕がないと無理でしょう。
ここまでスペースがない、手軽に利用したいという方にはこのようなタイプがあります。
不織布など丈夫なナイロンで作られた宅配ボックス。
参照URL:SANWA鍵付き宅配ボックス
宅配ボックスとドアにはチェーンが付いており、玄関前に置いたおいたこの宅配ボックスに業者さんが荷物を入れてドアと宅配ボックスをチェーンで結び、帰宅した方が鍵を開けて荷物を受け取ります。
内部に印鑑ポケットがついています。
価格は5,000程度。
戸建てタイプ・テラスハウスタイプや集合住宅の後付けタイプには下記のようなものがあります。
参照URL:Panasonicwebカタログより
郵便ポストタイプで玄関先におくタイプでカラーも多種選べます。
価格は40,000~60,000程度。
上記のようなタイプの実際の利用方法は
開けるボタンを押して扉をあけて荷物を入れる。
その後、配達業者さんが扉を閉める前に施錠レバーをセットして扉を閉めます。
あらかじめ入れて置いたシャチハタで差し込んだ場所に伝票を差し入れて押印してもらいます。1回の納品で1回の押印のみと、イタズラ防止もされています。
ユーザーは帰宅後宅配ボックスから荷物を取り出し受領完了となります。
宅配ボックスまとめ
今回は宅配ボックスについてお伝えしてまいりました。
再配達をなくすことは効率的な流通を促進することになります。
具体的な効果としては、
渋滞緩和・ガソリンなどのエネルギー抑制・配達料値上げの沈静化
また商品購入に送料が上乗せされてしまうと消費の抑制に繋がります。
効率と利便性を兼ねた宅配ボックス、
集合住宅タイプや戸建て賃貸に設置すると入居者に喜んで貰えることでしょう。
是非大家さん、投資家の皆様も検討してみてはいかがでしょうか。